mirasaka ceramics studio 三良坂町陶芸学習舎
広島県北東部、灰塚ダムエリアに整備中の「ハイズカ湖畔の森」に建つ陶芸教室工房である。経済的に最大限のボリュームを確保することを考え、木製門型フレームを並べた直方体を斜面に浮かべる計画としている。
ここでは、周辺の既存施設に用いられている建築言語の組み合わせをシミュレートすることによって、固定的でない建築表現が可能であるかを模索した。さらには構造と表層をいかにリニアにフラットに繋げられるかを考え、構造とサッシュの形式、外装材の選択を行っている。
3色に塗り分けられた押縁と地板による外壁、ホログラムシートが貼られたフラットなガラス面が、新しい木造表現として、揺れ動くファサードを作り出している。
名称 :三良坂町陶芸学習舎
受賞:日本建築学会作品選集2003 / American Wood Design Awards 2002最優秀賞
所在地 :広島県三次市三良坂町
施主 :三良坂町
主要用途 :工房
設計期間 :1999.07~1999.10
施工期間 :1999.12~2000.04
設計 :吉松秀樹+アーキプロ
担当 :吉松秀樹、前田道雄
協同 :古平正義(サインデザイン)
構造設計 :アーキプロ + 構造設計工房(北島正一)
施工会社 :三谿建設
建築面積 :116.64 ㎡
延床面積 :112.14 ㎡
構造 :木造
階数 :地上1階
掲載誌 :PARALLEL NIPPON Contemporary Japanese Architecture 1996-2006 / Phaidon Atlas / hinge 0406 / 作品選集 2003 / 新建築 0008