コーナーの集合住宅

住宅地と近隣商業地のエッジに建つ、オーナー住戸付き賃貸住宅です。

敷地が比較的交通量の多い通りの曲がり角にあるため、場所にふさわしい建ち方として、建物と道路の間に多様な緑を植えています。建物はシンプルなキューブ状の形と、均等に配置された縦長の開口による、生活感の少ない都市的なファサードとなっています。これにより、３面を道路に囲まれた環境にあわせて外側に居室を配置しつつも、適度なサイズの開口と植栽によって、ほどよいプライバシー感をつくり出しています。

テクスチャー感のある再生木材を使った仕上げ、周囲に配慮した方角によって色が変わるファサード、四季折々に花が咲く植栽デザイン、外から入れるように設置された路面の住戸など、建物ができることで街の良さが引き出されることを目指した建築です。