cemetery for the unknowns 無縁墓地
灰塚アースワークプロジェクトの一環として、灰塚ダム建設によって水没する無縁仏を慰霊する空間を広島県三良坂町から依頼され、設計したものである。
地元の人たちから「宗教色ぬきで形のある慰霊空間」をと要望され、その結果高さ2ⅿのステンレスポールを約1500本建て、奥に神木とされている「たらよう」の木を移植し両脇にその若木を従えるという構成となった。
「見えることと見えないこと」「建築とアートの狭間」を考えて設計したものであり、見えるようで見えないかげろうのような空間が出現している。
名称 :三良坂町無縁墓地
受賞 :Dedalo Minosse International Award 2004 / l'ARCA Special Prize / ar+d award 2002 大賞 / 公共の色彩賞 2000 / 日本建築学会作品選集 2000
所在地 :広島県三次市三良坂町
施主 :三良坂町
主要用途 :墓地
設計期間 :1997.11〜1998.01
施工期間 :1998.02〜1998.04
設計 :吉松秀樹+アーキプロ
担当 :吉松秀樹、前田道雄
施工会社 :加藤組
敷地面積 :290.00 ㎡
掲載誌 :The Sourcebook of Contemporary LANDSCAPE DESIGN / Ultimate Landscape Design / Lotus 130 / area 83 / Phaidon Atlas(英語版、日本語版) / Architecture+ 0407 / hinge 0406 / l’ARCA 0402 / Architectural Review 0212 / 新建築0008 / 作品選集2000 / space 9905